工作機械に興味を持ったのは高校生の時でした。毎日多くの専門分野について学び、実験実習で機械に触るのが楽しみでした。機械を触っていると時間があっという間に過ぎて行ったのを今でも覚えています。そんな誰にでもあるきっかけから工作機械業界で働きたいと感じました。入社の動機はシチズンマシナリーなら「機械を一から設計できる!」と感じたからです。就職活動中に多くの工作機械メーカーを訪問しましたが、「機械のすべてを設計できる!」と話してくれたのは、シチズンマシナリーだけでした。
開発部という部署で、新製品の開発や設計を行っています。一つの機械の開発は5名前後で行い、その中で「メカ担当」と「エレキ担当」に分かれます。この少数精鋭の環境で仕事を進めていき、限られた時間の中で構想を形にしていきます。また開発部は、他部署との連携が必要不可欠です。機械を組み立てる方、機械を評価する方、機械を売る方など多くの人と関わりを持ちながら開発を進めていきます。
仕事の魅力は、自分の考えが形になることです。私は開発部に配属後、すぐに新機種の開発メンバーとなり、「この仕事の魅力」について考える時間も無く忙しい日々を送っていました。しかし、展示会で自分の設計した機械に人が集まっているのを見たとき、鳥肌が立ち、とても感動しました。
自分の書いた図面に不明な点がないようにすることを常に心がけています。図面に少しでも気になる事があれば納得するまで調べます。自分一人で解決できないことは先輩に聞き、図面上の全ての線を理解するようにしています。
目標は、一つでも良いので「これだけは誰にも負けない!」という知識を身に付けること。先輩から「その分野の事は堀田に聞け」といわれるような存在になることです。そのため、興味を持った分野については、徹底的に調べるようにしています。とにかくマニアックと言われるぐらい、深い知識をどんどん身に付けていきたいです。
※掲載情報は取材当時