就職活動では、制御関係の設計業務に携えるメーカーを幅広く探していたところ、当初は知らない分野でしたが、工作機械業界に興味を持ちました。展示会で工作機械を実際に見学し、工作機械が全てのモノづくりの根幹を担う業界であることが分かりました。大物を加工する機械や小径部品を加工するものなど、さまざまな機械がありましたが、精密部品において歴史があるシチズンに興味を持ち、自分も工作機械の設計に関わり、やりがいを感じていきたいと思い入社を希望しました。
新機種開発のソフトウェア設計業務に携わっています。当社の機械は、大きく分けて3つのソフトウェアが、一台一台の全体を制御するNC(Numerical Control:数値制御)とやり取りをして動作しています。そのなかのラダー・マクロと呼ばれるソフトウェアを主に設計しています。そうした業務のなかで、学生時代のように勉強しているだけでは見えないことをつかむことができ、成長できる職場です。
この仕事の魅力は、自分が開発に関わった機械を世の中に送り出したときの、やり遂げた快感です。特に苦労した製品ほど、達成感を強く感じます。また、展示会など、製品を購入してくださったエンドユーザーのお客様に自分が設計した機械の説明をしているとき、世の中の役に立っていることを実感できますし、やりがいを感じます。
現在の工作機械にはない、新しい機能を世の中に提供していきたいと考えています。そのためにも、世の中の動向に敏感になり、自分自身の感性を養うほか、技術的な知識の幅を広げられるよう努力しています。
※掲載情報は取材当時