自動盤歴史館

シチズンマシナリー軽井沢本社にある「Cincom Miyano 自動盤歴史館」をWEB上でご案内します。
自動盤の進化の足跡から、技術者たちの熱い想いが伝わってきます。

ピーターマン自動機Automatic Machine No.1

ピーターマン自動機 Automatic Machine No.1

JOSEPH PETERMANN LTD.製の4本ツールのベルト掛け自動盤。1921年頃、山中清賞堂様(現在の桑名精工株式会社)が5台10,000円で購入(当時の映画館入場料は30銭)。当時は川で回した水車を動力にして駆動し輸入時計補修用の小径ネジを加工していた。
戦時中には機械に刻印された英語社名などの一部を削り取って使用され、1985年頃までカナのブランク加工などで稼動していた。

最大加工径 : ø4mm(黄銅)
ø2.5mm(鋼)
最大加工長 : 15mm
最大ネジ切径 : ø3mm(黄銅)
ø2mm(鋼)
ツール取付本数 : 4
主軸最高回転数 : 1000min-1

ベンチレースBoley

ベンチレース boley

Boley社の創業者グスタフ・アドルフ・ボーライ氏は、時計屋の徒弟としてドイツで数年間働いた後、スイスに渡り時計部品の貿易会社を起こしました。その後1870年に生まれ故郷であるドイツのエスリンゲンでBoley社を設立。当初のBoley社は、時計部品製作用の機械や工具の製作と時計の修理をする会社であった。1875年にはコレットチャック付き卓上旋盤、1882年には小型フライス盤を製造しています。1885年に開発したタレット旋盤では、Boley社で初めての特許を取得。
Boley社で製造された機械や工具はその精度を高く評価され、時計部品加工用の機械にとどまらず、精密工作機械メーカーとして発展。1992年にシチズングループの傘下に入り、現在では欧州地域におけるCincom/Miyano製品の拡販に寄与しています。

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