1938
主軸台移動形カム式自動盤B-0(AB形)1938~19xx年製造
1930年代初頭、時計部品はスイス製の機械で加工されていたが、価格も高く入手困難であったため、機械の内製化を目指した。1937年に時計部品・計器・その他精密部品加工用に3つのモデル(B-0、B-2、B-1)を開発。翌1938年にはAB形自動盤の元となるB-0(AB-0形)の生産を開始した。天井に設けられたカウンターより駆動を得る小型の自動盤で、軸受にダブルテーパーの焼入鋼を用いた隙間調整機能を採用し、高速回転を実現するなど、当時としては高度な技術を用いて高精度加工を可能にしている。