社長メッセージ

シチズンマシナリー株式会社 代表取締役社長 中島 圭一

モノづくりと持続可能な社会を両立する
「新・モノづくり企業」として世の中に貢献します。

世界中を震撼させたコロナウイルスのまん延は、同時にDXへの急速な対応や持続可能な社会の重要性をより鮮明にしました。
製造業においても、量産的効率を追い求めながらICTを融合させて個性を追求する従来の個別生産に加え、「自動化」や「デジタル化」といった新しい生産システムへの変革のほか、気候変動への対応や生物多様性の保全など、これまで問われなかったような多角的な視点での取り組みが求められています。

日本が世界に先駆けて提唱し、目指している未来社会の姿「Society 5.0」は、あらゆるものがつながり、分野横断的に情報が共有されることで新たな価値を生み出す「経済の発展と社会課題の解決(持続可能性)を両立する人間中心の社会」です。これに続き世界でも同様な考え方が生まれており、例えば欧州では第5次産業革命(industry 5.0)が提唱され、Society 5.0と同様に、持続可能性の追求と人間中心の社会をコンセプトにしています。

シチズンマシナリーはこうした社会の流れを的確に捉え、世界最先端の生産革新ソリューションを提唱し、お客さまや世界中の製造業の発展に貢献することを目指しています。
そのためにはこれまでのメーカーの姿を進化させ、工作機械の販売のみならず、お客さまの製造プロセス全体を総合的に支援する「トータルソリューション」を提供することでお客さまの課題解決と同時に地球規模の課題にも貢献していく必要があると考えています。
例えばシチズンマシナリーを代表する技術として世界中でご愛顧いただいている「LFV(低周波振動切削)技術」は、長い間金属加工時の課題とされていた切りくず関連のトラブルを解決するというだけでなく、切りくず回収の削減や加工効率の向上によりCO₂の排出削減にも寄与します。また、自動化・省力化を支える「FA フレンドリー」は、シチズンマシナリーの工作機械を最大限に活かしながら親和性の高い自動化製品で無駄の削減や人材不足に貢献するなど、モノづくり現場に留まらない新たな価値をご提供しています。
一方で、企業としての責任は事業だけでなく、社会への貢献も重要であると捉えており、次世代を担う子供たちや地域社会などに向けた取り組みも積極的に行っています。

社会の多様化が進むなか、シチズンマシナリーは革新的なモノづくりの実現と持続可能な社会に向けた挑戦を両立する「新・モノづくり企業」として世の中に貢献し続けます。

シチズンマシナリー株式会社 代表取締役社長 中島 圭一
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