お知らせ

シチズンマシナリー株式会社（本社：長野県北佐久郡御代田町、社長：中島 圭一）は、主軸台移動形CNC自動旋盤シンコムの新製品「D25」を2017年4月より発売します。
新製品は、9月12日からアメリカ・シカゴで開催される米州最大の工作機械見本市「IMTS2016」を皮切りに、9月13日からドイツで開催される「AMB2016」、11月17日から開催される「JIMTOF2016」に出展します。

小径精密部品加工において、精度や歩留まり向上のために、機械1台での加工完了を求めるお客さまが増えてきています。

新製品は、正面加工用の刃物台構成をダブルくし刃刃物台とすることで、同時加工やツール取り付け本数を増やすとともに、ツール選択の時間を極限まで短縮することで生産性を高めました。
背面加工用ツールを最大で28本搭載できるなど背面加工能力を充実させ、効率的な工程分割を可能にし、正面／背面での複合加工性能と高生産性を両立しました。

VII型は第2刃物台にZ2軸を搭載、バランスカット（粗挽き、仕上げの同時加工）にも対応します。VIII型には、Z2軸に追加して、第1刃物台にB軸も搭載、正面加工だけでなく背面加工においても斜め穴あけ加工が可能で、複合加工に柔軟に対応しながら、高生産性を実現します。

主な特長

2．背面刃物台の充実

背面加工用ツールは最大で28本搭載でき、独立した背面刃物台を用いての斜め穴あけ加工など充実した加工が可能で、最適な正面／背面加工の工程分割が可能です。

正面／背面を問わない複合加工性能を有しており、あらゆる複雑加工に柔軟に対応し、抜群の同時加工性能による高い生産性を実現します。

3．複合加工・高生産性を支える充実した標準装備

正面／背面主軸や回転工具には大径クラスの加工能力を有するモーターを搭載したことにより、最高回転数を上げることができ生産性の向上を実現します。また主軸切り替え仕様を標準装備し、長尺加工に適したガイドブッシュ式^※1と、残材短縮に適したガイドブッシュレス式の2つの方式の切り替えが可能です。加工条件に合わせてそれぞれの特長を活かすことで、お客さまのトータルランニングコストを抑えます。

広く開放的な作業スペースが確保でき、作業者のツール取付けなどを容易にする跳ね上げ式の切削室トビラを備えるなど、ユーザビリティも追求しています。

※1

ガイドブッシュ： 細長いワークを削る際に、材料がたわまないよう工具の手前で材料を支える装置。短いワークの場合はそのガイドブッシュが不要となり、ガイドブッシュとチャック間の余分な材料（残材）をなくすことができる。

主な加工ワーク

医療機器部品、自動車関連部品 および、油空圧機器部品 他

主な仕様

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