LFV技術搭載機 累計出荷1500台突破
~搭載機が8機種に増加、世界全エリアで販売が伸びる~
シチズンマシナリー株式会社
シチズンマシナリー株式会社(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長:中島 圭一)では、切削加工おける長年の課題であった、切りくずに関するさまざまな課題解決を実現するLFV(低周波振動切削)技術搭載機の出荷台数が4月に累計1500台を突破しました。
当社は、LFV技術の搭載を2013年から開始し、2016年に主軸台移動形のロングセラー機種であるCincom 「L20」に搭載、その後徐々に搭載機種を拡大させています。また国内に続き、2016年秋には欧米での販売をスタートし、翌年にはアジアでの販売を開始しました。一度ご購入いただくと、LFVの良さを体感いただけリピート購入につながるなど、LFV搭載機を希望されるお客さまが世界中で増加しています。
2018年度までの納入台数と2021年度目標
LFV技術とは、シチズン独自の制御技術により、サーボ軸を切削方向に振動挙動させ、切削中に刃物のあたらない「空振り」する時間を設けることで切りくずを分断させる加工技術です。これにより、小径深穴加工の効率向上や、切りくずが長くなりやすい難削材旋削加工においても切りくずが細かく分断できるなど、ワーク表面への傷防止や切粉容量の大幅縮小などにより、長時間高精度加工を実現します。
2019年6月にコストパフォーマンスと優れた機能性を兼ね備えたCincom 「A20」のLFV技術搭載機の販売を開始し、LFV搭載機が8機種となりました。これからもさらに搭載機種を増やしていく予定で、切りくずの課題に限らず、お客さまに加工技術ソリューションを提供し続けます。
当社のLFV技術は、水平方向、垂直方向のいずれか1軸切削時のみのLFV技術加工に限らず、円弧部や、斜め(テーパー)部などの加工時においても、2軸とも振動・補間を行なってLFV技術加工ができることを特長としています。
6月に販売を開始した「A20」LFV搭載機
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- LFVはシチズン時計株式会社の登録商標です。
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