お知らせ

シチズンマシナリー株式会社（本社：長野県北佐久郡御代田町、社長：伊奈　秀雄）は、Miyanoブランドの米国専用モデル主軸台固定形CNC自動旋盤Miyano BNXシリーズをリニューアル。待望の最大加工径φ65mmモデルを追加し2025年6月よりグローバルで初めて販売開始します。
また、本製品を出展する「JIMTOF2024^※」では、自動化ソリューションを実現する「FAフレンドリー」を組み合わせ、モノづくりワークフローの革新を提案します。
※2024年11月5日～10日 東京ビッグサイトで開催される国際工作機械見本市

Miyano BNXシリーズは、Miyanoブランドのベストセラー機であるBNJシリーズを基に米国向けに開発されたもので、1タレット2主軸というシンプルな機械構成ながら、多軸多系統制御により、正面、背面主軸の同時加工が可能となり、効率よく複合加工ができる機械として人気を博しています。米国以外の市場からも販売要請があり、今回のリニューアルに合わせて、グローバルでの販売を行います。

BNX51MSYでは、背面主軸の最大加工径をφ42㎜からφ51㎜に拡大させ、正背面同サイズの主軸を搭載したことで、より多くの製品加工に対応することが可能となります。また、主に自動車業界向け部品加工をするお客さまから要望の多かった主軸径拡大の声にお応えし、最大加工径Φ65㎜の正面主軸を搭載したBNX65MSYを新たにラインナップ。大径サイズに合わせモーター出力も20％以上アップし、強力切削が可能になりました。
また、多軸多系統制御により、1タレットで2工具同時加工が可能なことからサイクルタイムの短縮にも貢献。こういった基本性能の向上に加え、操作盤には15インチのタッチパネルを採用するなど、お客さまの使いやすさ、生産性の向上に寄与するための様々な改良を施し、進化させました。
このほか、切りくずによる問題を解消する「LFV（低周波振動切削）技術」や省力化・自動化のニーズにお応えするソリューション「FA フレンドリー」など、お客さまのワークフローをトータルでサポートする豊富なオプションをご用意しています。

BNXシリーズの主な特長

1．正背面同サイズの主軸φ51㎜に加え正面主軸φ65㎜モデルを新たにラインナップ

BNX51MSYは、背面主軸の最大加工径をφ42㎜からφ51㎜に拡大させ、正背面同サイズの主軸を搭載したことで、より多くの製品加工に対応するほか、主に自動車業界向け部品加工をするお客さまから要望の多かった主軸径拡大の声にお応えし、最大加工径φ65㎜の正面主軸を搭載したBNX65MSYを新たにラインナップ。

2．正面主軸のモーターパワー向上

正面主軸のモーターパワーを20％以上向上させました。これにより主軸のトルクが大きくなることで力強い加工が可能となり、安定生産と生産性向上に寄与します。

3．操作盤を一新し、直観的な操作が可能に

操作盤に15インチタッチパネルを採用。従来機の操作体系を継承しつつ、操作したいボタンやキーボードにタッチできるといった直感的な操作が可能となりました。

4．豊富なオプション

お客さまそれぞれの最適な仕様を実現する豊富なオプションを用意。LFV（低周波振動切削）技術のほか、IoTフレンドリー、FAフレンドリーが、工場の自動化・省力化、生産性向上をサポートします。また、オプション追加によるサイズアップを最小限にする設計が施されています。

5.「EcoBalance Machine」認定製品で持続可能な社会に貢献

持続可能な社会に貢献する製品として当社独自の認定「EcoBalance Machine」※に該当。エアー消費量の削減、消費電力の削減や見える化に取り組んでおり、環境に配慮した製品となっています。

「EcoBalance Machine」について
シチズンマシナリーは、お客さまの現在の課題だけでなく将来の課題も見据えてモノづくりのワークフローを革新し、持続可能な社会を目指しています。バリューチェーン全体で人権や地球環境などの社会課題にも配慮した「サステナブル経営」を通じて持続的な企業価値の向上を図るとともに「シンコム」「ミヤノ」ブランド製品に加え、「LFV（低周波振動切削）技術」を代表とする独自技術、ロボットシステム「FAフレンドリー」など、持続可能な社会に寄与する製品を「EcoBlance Machine」として認定しています。

※LFV、IoTフレンドリー、FAフレンドリーはシチズン時計株式会社の登録商標です。

主な仕様

主な加工ワーク

自動車関連部品、医療関連部品　ほか

お問い合わせ