お知らせ

シチズンマシナリー株式会社（本社：長野県北佐久郡御代田町、社長：中島　圭一）は、Miyanoブランドのフラッグシップ機である主軸台固定形CNC自動旋盤Miyano ABXシリーズを刷新、新たに最大加工径φ80㎜モデルを含めて4機種を2024年10月より順次販売を開始します。また、このMiyano ABXシリーズの中から、「ABX80THY」を2023年11月15日～17日に開催される当社のプライベートショー「CFA2023」に出展します。

Miyano ABXシリーズは、正面・背面の同時加工ができる2スピンドルと最多３タレットを搭載し、高効率・高生産性を可能にした、Miyanoブランドのフラッグシップ機です。
今回のフルモデルチェンジでは、主に航空機業界や医療、自動車業界向け部品加工をするお客さまから要望の多かった主軸径の拡大の声にお応えし、当社の製品として最も大きい最大加工径Φ80㎜の正面主軸を搭載した機種を新たにラインナップ。新しい領域の加工が可能になりました。主軸径は大幅に大きくなりましたが、部品の配置を最適化した省スペース設計により、主軸径Φ64㎜の従来機と同じ機械サイズを実現しています。
また、従来最大加工径がΦ64㎜であったモデルは、加工径を正面・背面共にΦ65㎜に拡大しました。全モデル共通のスペックとして、正面主軸の回転数向上、正背面主軸のモーター高出力化、主軸や刃物台を動かすボールねじの軸径拡大による剛性向上など、基本性能の向上に加え、19インチの大型タッチパネル、大型窓ガラスの採用など、お客さまの使いやすさ、生産性向上に寄与するための様々な改良を施し、進化させました。
この他、省力化・自動化のニーズにお応えするソリューション「FA フレンドリー」など、お客さまの最適な仕様を実現する豊富なオプションを用意しています。

ABXシリーズの主な特長

1．当社最大となる正面主軸の最大加工径φ80㎜モデルを新たにラインナップ

主に航空機や医療、自動車業界向けから要望が多かった正面主軸φ80㎜モデルを新たにラインナップ。部品の配置を最適化した省スペース設計により、主軸径φ64㎜の従来機と同じ機械サイズを実現。

2．正背面主軸のモーターパワー向上

正面・背面の主軸のモーターパワーを30％以上向上させました。これにより加減速時間が早くなると共に、主軸のトルクが大きくなることで力強い加工が可能となり、安定生産と生産性向上に寄与します。

3．操作盤を一新し、直観的な操作が可能に

操作盤に大型19インチタッチパネルを採用。従来機の操作体系を継承しつつ、新HMI（ヒューマンマシンインターフェース）で画面から目線を大きく外すことなく、操作したいボタンやキーボードにタッチできるといった直感的な操作が可能となりました。

4．従来比約2.6倍の大型窓ガラスの採用

従来製品と比較し、約2.6倍の大型窓ガラスを採用し、ツーリングエリア内の視認性が大幅に向上しました。加工点の確認、把握が容易にし、作業性を向上しました。

5．豊富なオプション

お客さまそれぞれの最適な仕様を実現する豊富なオプションを準備。IoTフレンドリー、FAフレンドリーが、工場の自動化・省力化、生産性向上をサポートします。

6．持続可能な社会実現に寄与する技術・機能

エア機器を0.4（MPa）で駆動、モニター上で加工しているワークの消費電力やCO2排出量を可視化するなど、環境に配慮した製品となっています。

主な仕様

主な加工ワーク

自動車関連部品、航空関連部品、油空圧関連部品　ほか

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